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HOLZ三河ニュース
No.0054
現在、最新のHOLZ三河ニュースです。
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  ルート151にトーテムポールが出現!?(後編)
前回の第53号の特集で大好評を戴きました北設楽郡東栄町に突如出現した「トーテム・ポール」ですが、この市場通信を読ンダ読マナイに関わらず、山間部の方へ出向けば何かと話題のタネとなっているようです。今回は前号で掲載しきれなかった、残り4作品を紹介したいと思います。
東栄町の北の玄関を守護するような鬼〜森の中のモアイ像〜祈りを捧げるインディアン〜鷲の化身のインディオなどワールド・ワイドな感覚の作品達です。(因みに作品名は前号トモドモ筆者の感覚です。作者もみた人がそれぞれに感じてくれれば良いとの事でしたので…アシカラズ)
 作者の青木義大さんはというと相変わらず忙しそうで、趣味ではじめた彫刻が脚光を浴びている事に大きくテレながらも、「教習所に通いはじめた奥様とお子さんのフォローにてんてこ舞の日々を送っている」と話してくれました。
「作品を彫っているときは、高さ2m、直径50センチ級の丸太に、大きくて手こずったけど、街道に置いてみるとなんと小さい事か…。あらためて普段見過ごして来た世間の看板の大きさを、つくづく感じています。」とのこと。
 ホルツ買方の滑ロ山建設さんが鳳来町大野の本社前に建てられた、フクロウの『鳳来の家』彫刻看板(高さ6m、設楽町在住プロのチェーンソー彫刻家、城所啓二さんの作品)や本場カナダのトーテム・ポール(高さ10m以上)級の作品がコノ地域の至る所で見られるようになったらどんなに素敵でしょう。
 三河材をこよなく愛するみなさま、三河材の美しさ、
 木のぬくもりにあふれる彫刻看板、お一ついかが?
詳しいお問い合わせ先 潟gヨイチ 森下
 
 
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  訪ねてきました、こんなところ。Vol..1−今なお健在、大規模木造校舎
先日、日本木青連 全国会員奈良橿原大会の開催に合わせて、和歌山県伊都郡高野口町にある町立 高野口小学校の見学に行ってきました。
 昭和12年(1937年)に建てられた、優れた学校建築であります。小学校の周囲には低い石垣と生垣がぐるりと廻らされ、門柱の向こうに見える式台構えの様な重厚な玄関や、瓦葺の校舎は、江戸時代の藩校のような品格を備えています。しかし一歩内部に踏み込むと、天井は高く、長さ80mにも及ぶ長大な校舎は大きなガラス窓によって照らされ、翼廊と渡り廊下に囲まれた中庭には生徒達が育てた花が咲き、明るく開放的な空間となっていました。母屋部分で約3,500uの大きさです。
 建物には主に桧材を用い、柱を一間毎に建てる堅牢な造りで、柱の総数は500本にも上り、小屋組にも一間毎にトラスを配し、あいだを筋交いや火打ちで繋いでいます。壁には筋交いを入れ、基礎は教室毎に布基礎を回すなど、構造的にも大変しっかりした造りです。保存状態も良く、全国的に見ても大変貴重な学校建築と言えるでしょう。
 新旧の技法が混在し、進取の気概と、手堅い伝統の融和を見ることができました。
文部科学省では、学校校舎の対応年数に決まりを設けており、約60年が目安とされているようです。しかしながら上記高野口小学校は、地元と研究機関が保存・活用の検討に入っており今後の動きが注目されます。
まさにかつて私が小学校のころ経験した木造校舎がそこにあったわけですが、懐かしさばかりではなく、子供たちに本当に必要なものは何なのかを考えさせられる瞬間でした。木に囲まれた教室の中でひときわ違和感を持っていたのが、スチールの机だったことが特に印象に残りました。
古いものを大切にして残しておくことは重要なことです、それと同時に良い伝統を現在に蘇らせて生かすことも今後の課題ではないでしょうか。“再生”がひとつのキーワードになっていくことは間違いないと思います。
皆さんもお時間があれば是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?大阪、なんば駅より南海電車、JRと乗り継いで約1時間、高野口駅より歩いて10分。そこには我々の忘れかけようとしている何かがあります。 潟gヨイチ おかもとはるひろ
 
 
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  木材フェアのお知らせ
毎年開催されている木材フェアが今年も開催されます。このイベントは、新しい木材加工技術の紹介や、地域材を活かしたさまざまな新しい製品を展示することによって、新事業や起業の創出を促進すること、加えて一般の消費者の皆様へ、木材の良さをわかりやすくご紹介しようとするものです。日程は次の通りです。
関西会場「森と木のフェア」
会  場 大阪ドーム
日  時 2003年6月14日(土)AM10:00〜17:00
            15日(日)AM10:00〜16:30
首都圏会場「明日のくらしと環境・木材フェア」
会  場 さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ
日  時 2003年6月21日(土)AM10:30〜17:00
            22日(日)AM10:00〜16:30
大阪会場とさいたま会場で少し開催内容が違います。昨年に比べてイベント内容も充実しているようです。お時間があればぜひお出かけください。尚、日本木青連は小学校高学年を対象とした、森林や木材また環境のことを知ってもらうため社会科授業を開催します。林野庁の方針のもと少しでも多くの子供たちに正しい知識を習得してもらうように日々努力しています。合わせてご見学お待ちしております。入場無料です。詳しくは、全木連HP
 http://www.zenmoku.jp/fair2003/ をご覧ください。
 
 
⋜シナモン? ニッケイ(肉桂)?⋝
ホルツとしては初めて入荷したニッケイ(肉桂)。公売明細書にはシナモンとして樹種登録をしてみました。近くにいって樹皮を少し剥いでみると、コーヒー・洋菓子に使われるシナモン(ニッキ)の香りがプーンと漂ってきました。そこで思わずシナモンと登録をしてしまいましたが正式名称はニッケイです。中国、インドシナ原産のクスノキ科の常緑高木です。暖地で栽培され庭木ともされています。葉は革質で狭卵形。夏、淡黄緑色の小花を開き、果実は楕円形で黒く熟します。日本には江戸時代に中国から渡来したようです。幹と根の皮は古来生薬として、健胃、発汗、解熱、鎮痛などに用いられてきました。材としての用途は現在ではあまりないようですが、昔は船材として使われていたようです。根皮・樹皮を剥いで干したものは先にあげた薬用効果のほかにこのシナモンの香りには血管拡張作用があり、血行をよくして身体をリラックスさせる効果もあるとのこと。さらに媚薬効果もあるようです。あまり皮を剥ぐと問屋さんに怒られますが、ストレス社会の今、シナモンの香りでリラクゼーションしてみませんか?(日浦)
 
 
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  第62回市況
5月29日木曜日、さつき市(HOLZ三河第62回市)を、約90名の買方のご参加、約1,800m3 の出品で開催いたしました。
毎年度最初の記念市、「さつき市」は例年時期的に良材が集まりにくく、質の面で苦労するのですが、今回は量的にも多く集まりまた質の面でもこの時期としては大変良質な市を開催できました。皆様のご協力に心から感謝申し上げます。
今年は、特に春先より従来の出材傾向や材価の動向と異なる動きを見せており、年度末に十分な在庫を確保することができず、また全体的な量の不足感から材価も一定水準を維持していることが影響しているものと思います。ただし6月以降は例年どおり原木の減少が予想されます。
市況は上記のとおり品薄感から一定水準を維持していますが、これまでかなり高水準で推移してきた杉の中目材に若干の一服感があり、やや弱含みでした。反面一時値を下げかけた桧が少し値を戻しています。
次回は6月12日の開催です。今後ともご出品、お買上をよろしくお願い申し上げます。